長崎 元郵便局長 発覚直前は“自転車操業” 10億円超詐取か

長崎市の郵便局の元局長が知人らから10億円を超える現金をだまし取ったとされる問題で、元局長は発覚する直前には一時的な入金を求めるなど自転車操業の状態だったことが関係者への取材でわかりました。

長崎市の長崎住吉郵便局の60代の元局長は、ことし1月まで25年間にわたり、利率の高いうその金融商品を持ちかけ、知人など50人余りから10億円を超える現金をだまし取った疑いが持たれています。

被害者の1人はNHKの取材では、400万円を預けた1年後、約束された利息分のおよそ6万円を受け取りました。

このため被害者は元局長を信用し、結局、総額およそ4000万円をだまし取られることになりました。

一方、別の被害者は、発覚する直前のことし1月、元局長から1000数百万円の入金を依頼され、断ったところ、「すぐ返すから」と言われて数百万円を振り込みました。

元局長は、問題が発覚する直前には10億円を超える現金の大半が手元になく、発覚をおそれて自転車操業を続けていたものとみられます。

日本郵便は被害額を全額補償する方針で、全容解明に向けた調査を進めています。