新型コロナ 13都府県 感染状況示す6指標の状況（7日）

政府の分科会は、感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として「病床のひっ迫具合」、「療養者数」、「PCR検査の陽性率」、「新規感染者数」、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」、「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房のまとめによりますと、今月7日時点で、緊急事態宣言がことし出された10の都府県や、自治体独自に緊急事態宣言を出している宮城県と山形県、それに「まん延防止等重点措置」が適用されることが決まった沖縄県では、「病床のひっ迫具合」や「人口10万人当たりの療養者数」などで最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えている自治体が複数あります。

なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などをもとに、異なる値を公表しているところもあります。

まず、病床のひっ迫具合です。病床使用率はステージ3が20％、ステージ4は50％が目安です。

病床全体の使用率は、
▼東京都で25％、
▼埼玉県で33％、
▼千葉県で28％、
▼神奈川県で19％、
▼愛知県で21％、
▼岐阜県で18％、
▼大阪府で51％、
▼兵庫県で72％、
▼京都府で35％、
▼福岡県で24％、
▽宮城県で45％、
▽山形県で39％、
▽沖縄県で57％です。

このうち重症者用の病床は、
▼東京都で31％、
▼埼玉県で16％、
▼千葉県で8％、
▼神奈川県で12％、
▼愛知県で5％、
▼岐阜県で5％、
▼大阪府で47％、
▼兵庫県で63％、
▼京都府で12％、
▼福岡県で5％、
▽宮城県で18％、
▽山形県で8％、
▽沖縄県で40％となっています。

続いて療養者数は人口10万人当たり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で27人、
▼埼玉県で21人、
▼千葉県で17人、
▼神奈川県で11人、
▼愛知県で13人、
▼岐阜県で8人、
▼大阪府で70人、
▼兵庫県で36人、
▼京都府で18人、
▼福岡県で8人、
▽宮城県で64人、
▽山形県で22人、
▽沖縄県で66人です。

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。目安の値はステージ3、ステージ4ともに10％です。

▼東京都で4.6％、
▼埼玉県で3.7％、
▼千葉県で4.6％、
▼神奈川県で4.1％、
▼愛知県で2.6％、
▼岐阜県で2.3％、
▼大阪府で7.1％、
▼兵庫県で9.1％、
▼京都府で7.1％、
▼福岡県で1.6％、
▽宮城県で10.3％、
▽山形県で5.0％、
▽沖縄県で7.4％となっています。

人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で21人、
▼埼玉県で13人、
▼千葉県で10人、
▼神奈川県で9人、
▼愛知県で10人、
▼岐阜県で5人、
▼大阪府で50人、
▼兵庫県で27人、
▼京都府で16人、
▼福岡県で5人、
▽宮城県で32人、
▽山形県で※15人、
▽沖縄県で49人となっています。

※山形県は「14.56人」。四捨五入で「15人」となっていますが、ステージ3の目安の値を下回っています。

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▼東京都で1.16、
▼埼玉県で1.11、
▼千葉県で0.90、
▼神奈川県で1.13、
▼愛知県で1.65、
▼岐阜県で1.15、
▼大阪府で1.76、
▼兵庫県で1.59、
▼京都府で2.06、
▼福岡県で1.26、
▽宮城県で0.76、
▽山形県で0.64、
▽沖縄県で1.25となっています。

最後に感染経路が不明な人の割合です。目安の値はステージ3、ステージ4ともに50％です。

▼東京都で59％、
▼埼玉県で47％、
▼千葉県で58％、
▼神奈川県で56％、
▼愛知県で42％、
▼岐阜県で40％、
▼大阪府で64％、
▼兵庫県で55％、
▼京都府で47％、
▼福岡県で56％、
▽宮城県で57％、
▽山形県で32％、
▽沖縄県で60％でした。