連続殺人事件で死刑判決の筧被告 最高裁が6月に弁論へ

京都、大阪、兵庫で夫など4人の男性に青酸化合物を飲ませ、3人を殺害した罪などに問われ、1審と2審で死刑を言い渡された筧千佐子被告の裁判について、最高裁判所は検察と弁護士の双方から主張を聞く弁論を、ことし6月に開くことを決めました。

筧千佐子被告(74)は、平成19年から25年にかけて京都、大阪、兵庫で夫や内縁関係などにあった4人の高齢の男性に青酸化合物を飲ませ、3人を殺害したとして殺人などの罪に問われています。

被告の弁護士が無罪を主張したのに対し、1審の京都地方裁判所は平成29年「入手困難な青酸化合物を所持し、被害者らが死亡する前に一緒に食事などをしていて、犯人は被告以外に考えられない」と指摘して死刑を言い渡しました。

2審では弁護士が「被告の認知症が進み、裁判を受けられる状態にない」などと主張しましたが、大阪高等裁判所はこれを退け、1審と同じく死刑を言い渡しました。

これについて最高裁判所第3小法廷は、双方の意見を聞く弁論を6月8日に開くことを決めました。

判決は夏ごろにも言い渡される見通しです。