羽田空港のターミナルビルに民間のPCR検査施設開設

羽田空港のターミナルビルに民間のPCR検査施設が開設されることになり8日、報道陣に公開されました。主に国内で行き来をするビジネスマンや帰省をする人たちの利用を見込んでいるということです。

検査施設は、羽田空港のターミナルビルの運営会社「日本空港ビルデング」と、都内に5か所の検査施設を開業している民間企業が今は国内線の発着に使われている第1ターミナルと第2ターミナルに設置しました。

唾液によるPCR検査のほか、鼻の奥を拭った検体を使い、より短い時間で診断できる抗原検査が受けられます。
抗原検査は、検体を採取してからおよそ15分で結果がわかるため、急な出張や帰省などの際にも対応できるとしています。

また、センターの中に検査所が併設されているため、PCR検査は最短でおよそ2時間後には結果がわかり、メールで伝えられるということです。

出張などで必要な人向けに、検査所による「陰性証明書」も発行するほか、抗原検査で陽性の判定が出た場合は、控え室に移ったあと、施設が用意した車で提携している医療機関に運ぶことも可能だということです。

検査施設は10日、開業する予定です。

日本空港ビルデングの徳武大介常務執行役員は「出張の際に新型コロナウイルスの検査を受ける企業も増えてきています。出発前に検査を受けることで、安心して飛行機に乗ることができると思います」と話しています。