東京五輪・パラ目指す 米トップ選手らオンライン会見で抱負

東京オリンピック・パラリンピックを目指すアメリカの多くのトップ選手が7日、オンラインで行われた会見で大会への抱負や決意を話しました。

USOPC=アメリカオリンピック・パラリンピック委員会は、新型コロナウイルスの影響で選手を取材する機会が制限されているなどとして、東京オリンピック・パラリンピックを目指す多くのトップ選手が参加するオンラインでの会見を初めて開きました。

初日の7日はおよそ50人の選手が参加し、このうち陸上の女子短距離で金メダル6個を獲得しているアリソン・フェリックス選手は「大会が近づくにつれ、希望や興奮を感じている。いろんな感情を乗り越えてきたし、今は自分のやるべき事に集中するようにしている。中止や再延期は考えないようにしていた」と話しました。

また、パラ陸上の車いすのクラスで短距離からマラソンまで7種目すべてで金メダルを目指すタチアナ・マクファーデン選手は「パンデミックを乗り越えてきた経験で精神的にも強くなったので、東京大会ではこれまで以上に力強いレースができると思っている。大会が開催されても、もしされないとしても、IOCやIPCがベストな判断をしてくれると信じている」と話しました。

会見は3日間にわたって行われ、合わせておよそ100人の選手が参加する予定で、このうちの多くの選手がすでに新型コロナウイルスのワクチンの接種をしたか、今後、オリンピック本番までに接種する意思を示しています。