岩手県で緊急地震速報の「予報」発表も直後に取り消し

8日午前11時前、岩手県で最大で震度5弱程度以上の揺れが推定されるとして、事業者などに向けた緊急地震速報の「予報」が発表されましたが、複数の地震計で感知されなかったことなどから、気象庁はすぐに取り消しました。
一般向けの緊急地震速報の「警報」は発表されておらず、気象庁によりますと、今のところ、これによるトラブルの報告などは入っていないということです。

気象庁によりますと、午前10時51分に、岩手県雫石町にある地震計が、最大で震度5弱程度以上と推定される地震波を検知し、主に事業者などが利用している緊急地震速報の「予報」を発表しました。

しかし、周辺の地震計では、同じような地震波は検知されなかったため、「予報」を出した10秒後に取り消しを知らせるキャンセル報を発表しました。

このため、一般向けの緊急地震速報の「警報」は発表されませんでした。

気象庁によりますと、正午の時点で、この情報を利用している事業者などから、トラブルの報告は入ってきていないということです。

緊急地震速報の「予報」は、迅速性が優先され、1点の地震計のデータでも発表されることから、周辺の地震計で同様のデータが得られない場合、発表から数秒から10数秒程度で取り消されることになっています。

原因について気象庁は、周辺の地震とは違う「ノイズ」が混入した可能性があるとして調査しています。