東京都「まん延防止」要請へ 政府は専門家意見など踏まえ判断

新型コロナウイルス対策をめぐり東京都の小池知事は「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請する準備に入る考えを示しました。政府は都内の感染状況を分析するとともに、都の意向や専門家の意見を踏まえて判断する方針です。

東京都の小池知事は7日、都内の感染状況は厳しいという認識を示したうえで「まん延防止等重点措置」を都に適用するよう政府に要請する準備に入る考えを示しました。

これに対し、菅総理大臣は「まずは新規感染者数や病床の状況を勘案して自治体と専門家の意見を伺いながら決定していきたい」と述べました。

政府は、都道府県の一部の地域で感染が急増し、その地域が『ステージ4』の状況になる場面で「重点措置」を機動的に適用するとしており、引き続き都内の感染状況を分析するとともに、都の意向や専門家の意見を踏まえて判断する方針です。

さらに、京都や沖縄など感染状況が悪化しているほかの地域についても、自治体と緊密に連携しながら「重点措置」の適用も含め感染の再拡大を早期に抑え込むため対策を徹底することにしています。