東京都「まん延防止等重点措置」適用へ 政府要請の準備に入る

東京都内で新たな感染確認の増加が続く中、都は「まん延防止等重点措置」を適用するよう政府に要請する準備に入りました。感染力が高いとされる変異したウイルスの確認も相次いでいて、都は感染が急激に拡大する前の適用に向けた検討を急いでいます。

都内の7日の感染確認は555人で、2か月前の2月6日以来500人を超えるなど増加が続いていて、都は「まん延防止等重点措置」を適用するよう政府に要請する準備に入りました。

都内では感染力が高いとされる変異したウイルスの確認も相次いでいて、都は8日、専門家も出席するモニタリング会議を開き最新の感染状況などを分析・評価します。

小池知事は7日夜「重点措置の要請の準備に入ると申し上げた。モニタリング会議で専門家の意見を伺いつつ政府との連携を図りたい」と述べました。

専門家からは「今のうちに手を打つべきだ」といった意見も出ていて、都は感染が急激に拡大する前の適用に向けた検討を急いでいます。