ローソン 中国展開を強化 2025年度末までに1万店 拡大する方針

大手コンビニのローソンは、国内のコンビニ市場の大幅な成長が見込めないとして、中国に展開する店舗数を2025年度末までに現在の3倍以上にあたる1万店まで拡大する方針を固め、近く発表する経営計画に盛りこむことにしています。

コンビニ業界では、新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務や外出を控える傾向が強まった影響で、都心の店舗を中心に売り上げが減少する一方、出店競争の激化などから今後、国内市場の大幅な成長は見込めない状況です。

こうした中、関係者によりますと、ローソンは中国への出店を強化し、現在、3000店余りある店舗数を2022年度末に2倍の6000店に、2025年度末には1万店に拡大する方針を固め、近く発表する経営計画に盛りこむことにしています。

中国では都市部を中心に国内のチェーンや日本の大手チェーンの出店が相次ぎ、特に最近は新型コロナをきっかけに食品や日用品を購入する場としてニーズが高まっているということで、会社では将来的には中国の店舗数が日本を上回る可能性も視野に入れています。

コンビニでは、セブン&アイ・ホールディングスが、アメリカのコンビニチェーンを2兆円余りを投じて買収するなど、海外市場の拡大に力を入れる動きが広がっています。