学術会議が改革案素案を説明 科学技術相 さらに検討求める

日本学術会議の在り方をめぐり井上科学技術担当大臣は、学術会議の梶田会長から現状のまま国の組織とすることが最も望ましいなどとする改革案の素案が示されたとして、さらに検討するよう求めたことを明らかにしました。

日本学術会議の梶田会長は7日、学術会議を所管する井上科学技術担当大臣と面会し改革案の素案について説明しました。

このあと井上大臣は記者団に対し、素案では会議の設置形態について現状のまま国の組織とすることが最も望ましいとする一方、ほかの形態も引き続き検討するとされているとして、さらに検討するよう求めたことを明らかにしました。

また「会員の選考プロセスはできるかぎり透明化する姿勢が見受けられたので第三者の意見を取り入れて多様性を確保してもらいたいと申し上げた」と述べました。

学術会議は8日、臨時の幹事会を開いて意見を交わし今月の総会で改革案をまとめる方針で、政府は改革案を受け取ったあと考えを示すことにしています。

梶田会長 8日に説明へ

日本学術会議の梶田会長は井上大臣との会談後の取材には応じず、8日に開く学術会議の幹事会の後に記者会見を開き説明をしたいとしています。

また、学術会議では任命されなかった6人のうち5人について順次、正式な会員ではないものの連携会員や特任の連携会員として委員会での議論に参加できるよう手続きを行っています。

それでも連携会員などでは総会には出席できないことから、学術会議は引き続き6人を正式に会員に任命するよう総理大臣に求めることに変わりはないとしています。

特任の連携会員になった1人は「暫定的な措置としてなったが会員への任命を求める姿勢にはいささかも変更ない」とコメントしています。