新型コロナ 10都府県 感染状況示す6指標の状況(6日)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として「病床のひっ迫具合」「療養者数」「PCR検査の陽性率」「新規感染者数」「直近1週間と前の週の感染者数の比較」「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房のまとめによりますと、4月6日時点で緊急事態宣言がことし出された10の都府県では「病床のひっ迫具合」や「人口10万人当たりの療養者数」などで最も深刻な「ステージ」の目安の値を超えている自治体が複数あります。

なお「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などをもとに、異なる値を公表しているところもあります。

1病床のひっ迫

まず、病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は
▽東京都で26%、
▽埼玉県で34%、
▽千葉県で28%、
▽神奈川県で18%、
▽愛知県で22%、
▽岐阜県で17%、
▽大阪府で50%、
▽兵庫県で72%、
▽京都府で35%、
▽福岡県で24%です。

このうち重症者用の病床は
▽東京都で31%、
▽埼玉県で18%、
▽千葉県で9%、
▽神奈川県で13%、
▽愛知県で6%、
▽岐阜県で5%、
▽大阪府で45%、
▽兵庫県で62%、
▽京都府で10%、
▽福岡県で4%となっています。

2療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で26人、
▽埼玉県で20人、
▽千葉県で17人、
▽神奈川県で11人、
▽愛知県で12人、
▽岐阜県で8人、
▽大阪府で63人、
▽兵庫県で32人、
▽京都府で17人、
▽福岡県で7人です。

3検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

▽東京都で4.5%、
▽埼玉県で3.8%、
▽千葉県で4.6%、
▽神奈川県で4.3%、
▽愛知県で2.7%、
▽岐阜県で2.3%、
▽大阪府で6.3%、
▽兵庫県で8.5%、
▽京都府で5.4%、
▽福岡県で1.5%となっています。

4新規感染者数

人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で20人、
▽埼玉県で13人、
▽千葉県で11人、
▽神奈川県で9人、
▽愛知県で9人、
▽岐阜県で5人、
▽大阪府で47人、
▽兵庫県で25人、
▽京都府で※15人、
▽福岡県で4人となっています。

※京都府は「14.9人」。

四捨五入で「15人」となっていますが、ステージ3の目安の値を下回っています。

5直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▽東京都で1.10、
▽埼玉県で1.14、
▽千葉県で0.94、
▽神奈川県で1.17、
▽愛知県で1.54、
▽岐阜県で1.09、
▽大阪府で1.90、
▽兵庫県で1.63、
▽京都府で2.31、
▽福岡県で1.23となっています。

6感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▽東京都で58%、
▽埼玉県で47%、
▽千葉県で56%、
▽神奈川県で54%、
▽愛知県で43%、
▽岐阜県で42%、
▽大阪府で63%、
▽兵庫県で54%、
▽京都府で47%、
▽福岡県で54%でした。