東京都 小池知事「重大な危機で感染がリバウンドしつつある」

東京都の小池知事は記者団に対し、都内の感染状況はかなり厳しいという認識を示したうえで「特に、都と県の境を越えることは控えてほしい。重大な危機で、リバウンドしつつあることを心にとめていただきたい」と呼びかけました。

この中で小池知事は、都内の感染状況について「変異ウイルスは、きのうも17件、関西で流行しているものと、海外から持ち込まれたと思われるものが判明している。新規陽性者数は増加傾向を示していて、かなり厳しい状況だ」と述べました。

そのうえで「特に、都と県の境を越えることは控えてほしい。重大な危機で、まさに感染がリバウンドしつつあることを心にとめていただきたい」と、都民や事業者に呼びかけました。

また小池知事は、医療提供体制の整備を加速させるとともに、検査を戦略的に実施したいという考えを示しました。

一方、政府が初めて緊急事態宣言を出してから7日で1年となることについて、小池知事は「連日、コロナの対応に迫られた。多くの方々が感染し、後遺症に悩んでいる。亡くなった方々には心からご冥福をお祈り申し上げたい」と述べました。