職場で「アウティング」被害者に会社が謝罪 解決金支払う 東京

性的指向を同意なく暴露される、いわゆる「アウティング」の被害を職場で受けた都内の男性に会社が謝罪し、解決金の支払いにも応じていることが分かりました。

アウティングの被害を受けたのは、東京 豊島区の保険代理店に勤務していた20代の男性です。

支援団体によりますと、男性はおととし5月に入社した直後、職場で上司から同性愛者であることを暴露されました。

男性は精神疾患を患って休職し、去年10月に退職したということです。

会社は、男性に対して精神的苦痛を与えたことを謝罪したうえで、解決金を支払い、再発防止のために社員教育を実施することなどを約束したということです。

性的指向を同意なく暴露されるいわゆる「アウティング」をめぐって、企業が謝罪するのは非常に珍しいということです。

男性は6日会見し、「社会的にもっと性的マイノリティーが周知され、差別をなくす取り組みが進んでいく必要を感じました。私のような被害が二度と起きて欲しくないと思います」と訴えました。

また、支援団体は「同じようにつらい思いをしている人はたくさんいる。今回の問題は氷山の一角で、アウティングを禁止する条例や被害者を支援する窓口の整備が必要だ」と話していました。