台湾脱線事故 衝突の瞬間の映像を公開

台湾東部の花蓮県で特急列車が脱線し50人が死亡した事故で、台湾の運輸安全調査委員会は先頭車両に取り付けられていたカメラの映像を6日、公開しました。映像には列車の先頭車両が線路上に転落していたトラックに衝突したあと、トンネルの壁に激突する様子が記録されていました。

4月2日、台湾東部の花蓮県にあるトンネルで特急列車が脱線した事故では、これまでに乗客ら50人が死亡し、200人以上がけがをしました。

事故の原因を調査している台湾の運輸安全調査委員会は先頭列車に取り付けられていたカメラの映像を6日、公開しました。

映像では事故現場となったトンネルの直前、列車が線路上に転落していたトラックと衝突する瞬間がとらえられていました。

その後、先頭車両はトラックと衝突した衝撃で車体が大きく傾き、そのままの状態でトンネルの壁に激突する様子が記録されていました。

また、運輸安全調査委員会が、列車の管理システムを分析したところ、手前のトンネルを出てから5秒後に緊急ブレーキがかかった記録が残っていて、その2秒後にトラックに衝突していたことがわかりました。

その時の速度は時速121キロだったということです。

さらに、先頭車両が止まったのは、トンネルの入り口からおよそ320メートルの場所で、トラックが線路上に転落したのは衝突の1分あまり前だったと推定しています。

委員会は、列車の運行データのほか、現場上空で撮影した映像や関係者からの聞き取りなどをさらに分析し、事故の詳しいいきさつについて調査することにしています。