空手 植草歩選手に竹刀でけが負わせた強化責任者が辞任へ

空手の組手で東京オリンピックの代表内定を確実にしている植草歩選手が、練習中に代表の強化責任者が使った竹刀でけがをした問題で、この強化責任者が辞任する意向を固めたことが関係者への取材で分かりました。全日本空手道連盟は処分を検討していて、新競技の空手は東京大会まで100日余りとなる中、強化責任者が替わる異例の事態となります。

空手の女子組手、61キロを超えるクラスで東京オリンピックの代表内定を確実にしている植草選手は、ことし1月、日本代表の強化責任者の香川政夫選手強化委員長が練習中に使った竹刀で左目を打撲するけがをしました。

全空連は双方に聞き取りを行い「竹刀を用いた練習は大変危険で全く認められない」として処分を検討していますが、その後、香川氏が選手強化委員長と全空連の理事を辞任する意向を固めたことが関係者への取材で分かりました。

香川氏は、近く全空連に辞表を提出する見込みで、NHKの取材に対し「関係者に迷惑をかけた責任はとらなければならない。どのような処分になろうと受け入れるつもりだが、連盟の役職はすべて辞めるべきだと考えた」と話していました。

香川氏への処分は4月9日の理事会で決まる見通しで、東京大会で複数のメダルが期待される新競技の空手は、大会まで100日余りとなる中で強化責任者が替わるという異例の事態となります。