Jリーグ チーム内3人以上“陽性”で試合当日 抗原検査実施へ

サッカーのJリーグは、試合を控えたチームに新型コロナウイルスの陽性者が3人以上出た場合などに、試合当日に会場で抗原検査を実施することになりました。

Jリーグでは、J1のガンバ大阪が先月、選手やスタッフ合わせて8人が相次いで新型コロナウイルスに感染し、リーグ戦6試合が中止になりました。

これを受けてJリーグの実行委員会は、試合を控えたチームで行われたPCR検査の結果、陽性と判定されるか、判定を保留された人が合わせて3人以上いた場合、試合が始まる3時間前に会場で抗原検査を実施することを決めました。

結果は15分程度で判明するということで、陰性と確認された選手が試合に出場できるとしています。

また、陽性と判定された人や判定を保留された人が合わせて2人以下でも、保健所から濃厚接触者と認定されたり、リーグの基準で濃厚接触の疑いがあると判断されたりした人などを合わせて5人以上になった場合には検査を実施する方向だということです。

Jリーグの村井満チェアマンは「感染のリスクを少しでも間引くことができればいい。試合開始直前に検査すれば感染者が出たクラブだけでなく対戦相手にも一定程度の安心感があると思う。抗原検査は精度の課題もあるがそれも飲み込んで対応したい」と話していました。

このほか「まん延防止等重点措置」が適用された大阪府と兵庫県、それに宮城県での試合について観客の数を5000人か収容人数の50%の少ないほうを上限として開催することを決めました。