JR東 昨年度の鉄道事業収入 コロナ影響前の18年度比でほぼ半減

JR東日本は新型コロナウイルスの影響で利用客が大幅に落ち込んだことから、昨年度の鉄道事業の収入がコロナの影響が出る前と比べるとほぼ半分に減りました。

発表によりますと、JR東日本の昨年度の鉄道事業の収入はコロナの影響が出る前の2018年度と比べると49.4%減少しました。

内訳をみますと、出張や旅行の需要が落ち込んだことなどから定期券以外の収入が57.2%と大幅に減少しました。

また、通勤・通学する人が減ったことで定期券による収入も27.7%減りました。

JR東日本は、ことし1月には昨年度の業績が4500億円の最終赤字となる見通しを示しています。

深澤祐二社長は6日の記者会見で「感染の状況が今後も見通せないことを前提にさらなるコストダウンを実施したうえで収入を上げられる新しい生活に対応したサービスや商品を打ち出したい」と述べ、今年度は黒字化を目指す考えを示しました。