中国 “空母部隊 台湾周辺で訓練”と発表 けん制するねらいか

中国海軍は空母の部隊が台湾の周辺海域で訓練を実施したと発表しました。「今後も常態的に訓練を行う」としていて、アメリカのバイデン政権が台湾に関与する姿勢を示すなか、海軍力を誇示してけん制するねらいもあるとみられます。

中国海軍の高秀成報道官は5日夜、空母「遼寧」の部隊が台湾の周辺海域で訓練を実施したと発表しました。

発表では「年度計画に基づく定期的な訓練で、部隊としての成果を確かめ、国の主権と安全、発展の利益を守る能力を高めるものだ。今後も常態的に同様の訓練を行う」としています。

空母「遼寧」に関して日本の防衛省は4月3日から4日にかけてほかの5隻の艦艇とともに沖縄本島と宮古島の間の海域を通過し、東シナ海から太平洋に出たのを確認し、警戒と監視を続けていました。

台湾を巡ってアメリカのバイデン政権はホワイトハウスの報道官が3月の記者会見で「台湾が自衛に必要な能力を維持するための支援を続けていく」と述べたほか、日米の外務・防衛の閣僚協議いわゆる「2プラス2」で「台湾海峡の平和と安定の重要性」を確認したとするなど台湾への関与を続ける姿勢を示していて、中国としては海軍力を誇示してけん制するねらいもあるとみられます。