“思いがけない妊娠”の相談 知識不足が多数 NPOが分析

思いがけない妊娠などに悩む人の相談に応じている東京のNPOが2900件余りの相談を分析したところ、10代と20代の若者からの相談が7割以上を占めました。背景には避妊や妊娠に関する知識不足やパートナーとの対等な関係性を築くことの難しさがあることが分かりました。

都内で「にんしんSOS東京」として電話やメールで思いがけない妊娠などの相談にあたっているNPO「ピッコラーレ」は、おととしまでの4年間に寄せられた相談を分析しました。

それによりますと、2919件の相談のうち10代と20代の若者からの相談が76.5%を占めました。

この中には、性行為をしていないのに妊娠を心配する相談が172件あるなど避妊や妊娠に関する知識が不足している事例が多くみられたほか、相手が避妊に非協力的だという相談が137件あるなどパートナーと対等な関係性を築くことの難しさがみられたということです。

さらに10代、20代の相談者のうち、中絶が認めらない妊娠22週以降に相談してきた事例が77件あり、経済的に困窮していたり虐待など複雑な人間関係を抱えたりしている傾向が強くみられたということです。

NPO「ピッコラーレ」の松下清美理事は「避妊の方法だけでなく、自分や相手の心や体を大事にする包括的な性教育の必要性を感じている。1人で悩んでいる人がSOSを出せる社会を作っていきたい」と話していました。