12都府県の6指標(4日)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として、
▽「病床のひっ迫具合」
▽「療養者数」
▽「PCR検査の陽性率」
▽「新規感染者数」
▽「直近1週間と前の週の感染者数の比較」
▽「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房のまとめによりますと、4月4日時点で、緊急事態宣言がことし出された10の都府県や自治体独自に緊急事態宣言を出している宮城県と山形県では「病床のひっ迫具合」や「人口10万人当たりの療養者数」などで最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えている自治体が複数あります。
なお「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などを元に異なる値を公表しているところもあります。

1 病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は
▽東京都で25%
▽埼玉県で31%
▽千葉県で30%
▽神奈川県で19%
▽愛知県で21%
▽岐阜県で18%
▽大阪府で47%
▽兵庫県で66%
▽京都府で32%
▽福岡県で25%
▽宮城県で42%
▽山形県で38%です。

このうち重症者用の病床は
▽東京都で31%
▽埼玉県で19%
▽千葉県で11%
▽神奈川県で14%
▽愛知県で8%
▽岐阜県で7%
▽大阪府で42%
▽兵庫県で63%
▽京都府で10%
▽福岡県で5%
▽宮城県で14%
▽山形県で4%となっています。

2 療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で26人
▽埼玉県で20人
▽千葉県で18人
▽神奈川県で11人
▽愛知県で12人
▽岐阜県で7人
▽大阪府で57人
▽兵庫県で30人
▽京都府で15人
▽福岡県で7人
▽宮城県で73人
▽山形県で28人です。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

▽東京都で4.3%
▽埼玉県で3.9%
▽千葉県で4.6%
▽神奈川県で3.8%
▽愛知県で2.2%
▽岐阜県で2.2%
▽大阪府で5.5%
▽兵庫県で8.2%
▽京都府で4.7%
▽福岡県で1.5%
▽宮城県で15.4%
▽山形県で6.6%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で20人
▽埼玉県で13人
▽千葉県で11人
▽神奈川県で9人
▽愛知県で9人
▽岐阜県で4人
▽大阪府で42人
▽兵庫県で23人
▽京都府で13人
▽福岡県で4人
▽宮城県で38人
▽山形県で16人となっています。

5 直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▽東京都で1.11
▽埼玉県で1.17
▽千葉県で1.03
▽神奈川県で1.31
▽愛知県で1.42
▽岐阜県で0.93
▽大阪府で2.07
▽兵庫県で1.79
▽京都府で2.34
▽福岡県で1.02
▽宮城県で0.95
▽山形県で0.75となっています。

6 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▽東京都で56%
▽埼玉県で48%
▽千葉県で54%
▽神奈川県で55%
▽愛知県で40%
▽岐阜県で40%
▽大阪府で62%
▽兵庫県で55%
▽京都府で49%
▽福岡県でー%(※注意)
▽宮城県で58%
▽山形県で38%でした。

※注意
福岡の「ー」は集計時点で県が国にデータ未提出のため