聖火リレー 大阪市内公道は中止 代替措置を 府が正式申し入れ

東京大会の組織委員会は、大阪市内での公道での聖火リレーの中止と、それに代わるリレーの実施方法の検討について5日、大阪府側から正式に申し入れがあったことを明らかにしました。

そのうえで、大阪府での聖火リレーが8日後に迫っていることから、組織委員会と大阪府の実行委員会が協議し、7日までに代わりの実施方法を決めたいとしています。

組織委員会は、聖火リレーの新型コロナウイルス対策のガイドラインで、都道府県に緊急事態宣言や外出自粛の要請などが出ている場合には、公道でのリレーは見合わせ、聖火リレーの実施方法を変更することもあるとしています。

組織委員会の関係者によりますと、今回の代替案として、大阪市内で走る予定だった聖火ランナーに比較的広い特定の場所に集まってもらい、何らかの形で参加できるようにする案が検討されているということです。

大阪 吉村知事「代替措置できないか考えている」

これについて、大阪府の吉村知事は記者団に対し「公道ではもうやらないが、1年間ずっと準備して聖火をつなぐのを楽しみにしてきた方の気持ちを考えると、絶対に密にならない形で何らかの代替措置ができないか考えている。最後は組織委員会から発表があると思う」と述べました。