東京都 新型コロナ 3人死亡 249人感染確認 前週月曜より15人増

東京都内では、5日、新たに249人が感染していることが確認され、5日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

7日間平均も前の週から増加していて、増加傾向が続いています。

また、都は、感染が確認された3人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は、5日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて249人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の月曜日と比べて15人増えています。

前の週の同じ曜日を上回るのはこれで5日連続です。

また、4日までの7日間平均は391.9人で、前の週の109.6%となりました。

7日間平均が前の週から増加するのは24日連続で、増加傾向が続いています。

感染状況について都の担当者は、「曜日で見ても7日間平均で見ても増加しているので留意が必要だ。いま一度、感染防止の対策を意識してほしい」としています。

5日の249人の年代別は、
▼10歳未満が8人、
▼10代が16人、
▼20代が79人、
▼30代が51人、
▼40代が31人、
▼50代が27人、
▼60代が17人、
▼70代が10人、
▼80代が7人、
▼90代が3人です。

5日の249人のうちおよそ54%にあたる134人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▼「家庭内」が最も多く45人、
次いで
▼「職場内」が34人、
▼「施設内」が17人、
▼「会食」が7人などとなっています。

このうち「施設内」では、
▽5つの医療機関で患者と職員あわせて8人、
▽3つの高齢者施設で利用者4人の感染が確認されました。

このほか、カラオケで感染した70代の夫が、家庭内で60代の妻に感染させたケースもあったということです。

また、5日の249人のうち1人はルクセンブルクに渡航歴のある人だということです。

これで都内で感染が確認されたのは12万2951人になりました。

一方、5日時点で入院している人は、4日より5人増えて1526人で、「現在確保している病床に占める割合」は30.2%です。

都の基準で集計した5日時点の重症の患者は4日より1人減って46人で、重症患者用の病床の13.9%を使用しています。

また、都は感染が確認された▽80代の女性2人と、▽70代の男性1人のあわせて3人が死亡したことを明らかにしました。

このうち1人は家庭内でもう1人は高齢者施設で感染したということです。

これで都内で死亡した人はあわせて1779人になりました。

東京都 変異ウイルス 過去最多 22人感染確認

東京都は、5日、新たに22人が変異した新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日に発表される人数としてはこれまでで最も多く、これで都内で変異ウイルスの感染が確認されたのはあわせて102人になりました。

都によりますと、変異した新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたのは、▼10代が4人、▼20代が7人、▼40代が4人、▼50代が5人▼80代が2人の男女あわせて22人です。

1日に発表される人数としてはこれまでで最も多くなりました。

22人全員が海外への滞在歴はないということです。

一方、感染経路がわかっているのは8人で、いずれも家庭内で感染したということです。

なかには、家庭内に海外への渡航歴がある人もいるということです。

これで都内で変異ウイルスの感染が確認されたのはあわせて102人になりました。

このうち死亡したのは1人です。都の担当者は、102人のうち、感染経路がわかっている人の数は取りまとめている最中だとしたうえで、「家庭内での感染など、リンクが追えている事例も多い。急速な拡大に警戒すべきだが、市中で広がっているとまでは言い切れない」と話しています。