中国 王毅外相「米との関係 対抗するなら恐れず向き合う」

中国の王毅外相は、アメリカとの関係について、国営メディアの取材に対し「協力するなら歓迎するが、対抗するなら恐れず向き合うだろう」と述べ、バイデン政権が中国包囲網ともいえる動きを進める中、きぜんと対処するという姿勢を強調しました。

中国国営の新華社通信によりますと、王毅外相は先月下旬から3日まで中国を訪れていた東南アジア4か国、それに韓国の外相と、それぞれ行った一連の会談を終えて取材に答えました。

この中で王外相は、アメリカとの関係について「対話をするなら平等という基礎のもと、互いを尊重して行われるべきであり、この世界で1国だけがほかよりすぐれているということは認めず、世界のことを1国だけで決めることも受け入れない。協力するなら歓迎するが、対抗するなら平然と対処し、恐れず向き合うだろう」と述べたということです。

バイデン政権が同盟国や友好国と連携を強化して、中国包囲網ともいえる動きを進める中、アメリカに協力を呼びかけつつも中国に対抗する動きにはきぜんと対処するという姿勢を強調した形です。

また、ミャンマー情勢について「中国と東南アジアの各外相は、それぞれの当事者に対話を通じて民主主義の移行プロセスを進めるよう求める」として、軍への直接的な非難を避ける一方、ASEAN=東南アジア諸国連合が建設的な役割を果たすことを支持する考えを示しました。

さらに王外相は、北朝鮮について「朝鮮半島問題を処理するためのカギは、北朝鮮が長年直面してきた軍事的な圧力と脅威を解決することにあり、朝鮮半島の非核化の実現と平和メカニズムの構築を、並行かつ一体的に進めるべきだ」と述べました。