高齢者への接種前に 最大で200万回分近くのワクチン到着

医療従事者への接種が進められ、高齢者への接種が始まるのを前に、最大で200万回分近くのこれまでで最も多い新型コロナウイルスのワクチンが5日午前、航空機で成田空港に到着しました。

新型コロナウイルスのワクチンはことし2月以降、医療従事者への接種が進められ、今月12日から65歳以上の高齢者およそ3600万人を対象に接種が始まります。

こうした中、アメリカの製薬大手、ファイザーのワクチンが、5日午前10時半、生産工場のあるベルギーから航空機で成田空港に輸送されました。

ファイザーによりますと、ワクチンが日本に輸送されるのはことし2月12日以降、今回が11回目で、5日、到着したのは1つの容器から6回分の接種で計算すると、これまでで最も多い、198万9000回分にあたるということです。

また、全日空では今回はワクチンの輸送量が多く、ワクチンを低温の状態で保つドライアイスの量が増えたことから、これまでより大型の航空機を使って輸送にあたったということです。