大阪 兵庫「まん延防止措置」対象地域の飲食店などに時短要請

大阪府と兵庫県は5日、「まん延防止等重点措置」が適用されたことを受け、対象地域の飲食店などに営業時間を午後8時までとするよう要請しました。

関西の2府4県で4日に発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は、大阪が593人、兵庫が211人、京都が63人、奈良が40人、和歌山が14人、滋賀が13人の合わせて934人で、5日連続で900人を超えました。

大阪では日曜日に発表された感染者数としては過去最多で、東京の感染者数を6日連続で上回りました。

兵庫では2回目の緊急事態宣言が解除されて以降、先月31日と並んで最も多くなりました。

また大阪で3人、兵庫で1人の合わせて4人の死亡が確認されました。

大阪府ではすぐに入院できる病床がどれだけ埋まっているかを示す「病床運用率」は、4日の時点で重症患者用が83.3%と、この1週間で2倍以上に上昇しています。

大阪府と兵庫県は5日から来月5日までの1か月間、「まん延防止等重点措置」が適用されたことを受け、大阪市と、神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市を対象地域として、飲食店などに対し営業時間を午後8時までとするよう要請しました。

そのうえで、正当な理由がなくマスクの着用に応じない客の入場を禁止すること、店内にアクリル板や二酸化炭素の濃度を測定するセンサーを設置すること、カラオケ設備の利用の自粛のほか、大阪では会食する際のマスクの着用を客に周知することも要請しました。

大阪府と兵庫県は措置の実効性を確保するための見回りを行うなど対策を強化することにしています。