パルスオキシメーター品薄 各社増産へ コロナ感染拡大で需要増

新型コロナウイルスの感染拡大で血液中の酸素の値を測る「パルスオキシメーター」が品薄となっているため、メーカー各社が増産に乗り出しています。

パルスオキシメーターは血液中の酸素の値を測る医療機器で、新型コロナウイルスに感染したあと、自宅や宿泊施設で療養する人などの重症化の兆しをとらえることに役立ちます。

しかし、感染拡大によって需要が増え品薄となっていることから、メーカー各社が増産に乗り出しました。

このうちコニカミノルタは、来月から生産能力を感染拡大前のおよそ20倍に引き上げます。

委託先も含めて工場の生産ラインを増強し、部品が調達でき次第、段階的に生産量を増やす計画です。

小林一博ヘルスケア事業部長は「患者の自覚症状がなくても医師などが適切に使うことで変化に気付くことにつながる。機器を必要とする人に届けたい」と話していました。

このほか、群馬県の医療機器メーカーも生産能力を3倍に増やす準備を進めていて、増産に乗り出す動きが相次いでいます。