高齢者へのコロナワクチン きょう以降 都道府県に配送

新型コロナウイルスワクチンの高齢者への接種開始が1週間後に迫る中、5日以降、都道府県にワクチンが配送されます。

アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンはことし2月以降、医療従事者への接種が進められ、今月12日から65歳以上の高齢者およそ3600万人を対象に接種が始まります。

厚生労働省は今週から順次、都道府県にワクチンを配送する方針で、まず今週中に東京と神奈川、大阪に3900回分ずつ、そのほかの道府県に1950回分ずつを供給します。

来週と再来週には、それぞれ、東京、神奈川、大阪に1万9500回分ずつ、そのほかに9750回分ずつを供給します。

また、今月26日の週にはすべての市町村に975回分ずつを配送する計画です。

接種が始まる当初は国が用意した注射器の構造上、1つの容器から採取できるワクチンの量は5回分になる見込みで、厚生労働省は来月中には6回分を採取できる注射器に切り替えたいとしています。

ことし6月末までには対象の高齢者全員に2回ずつ接種できる量を供給できる見通しだということです。