【インタビュー動画・全文】池江選手「努力は必ず報われる」

競泳女子100メートルバタフライで優勝し、東京オリンピックのメドレーリレーの代表に内定した池江璃花子選手。

レース後のインタビュー全文です。

“勝てるのは ずっと先のことだと”

レース直後、NHKの中継で今の気持ちを聞かれた池江選手。

「まさか、100(メートル)で優勝できると思ってなかったですし、5年前のオリンピック選考会よりも、ずっと自信もなかったし、自分が勝てるのは、ずっと先のことだと思ってたんですけど。勝つための練習もしっかりやってきましたし、最後は『ただいま』っていう気持ちでこのレースに入場してきたので、自分がすごくつらくてしんどくても、努力は必ず報われるんだなんていうふうに思いました」

「予選準決勝でターンが合わずに改善点が逆にあると思ってたので、57秒台は出ると思ってなかったですし、リレーの派遣タイムも切れると思ってなかったので、すごくうれしいです」
「正直この100(メートル)のバタフライは一番戻ってくるのに時間がかかると思ってた種目でもあるので、本当に優勝をねらってなかったので、でも何番でもここにいることに幸せを感じようっていうふうに思って、最後も仲間達が全力で送り出してくれて、今とても幸せです」

「自分に(会場の)この拍手が届いているとは思ってなかったので、順位が決まった時はすごくうれしかったですし、本当に言葉にできないです」

「さっきも7秒でると思ってなかったって言ったんですけど、出ても8秒1くらいかなと思ってたんですけど、本当に、本当にうれしいです」

「ものすごく自信のついたレースでもあったので。派遣は切れたんですけど代表に入れるかどうかはまだ分からないので、しっかり100の自由形も残ってますし、あと3本あるので、気を抜かず頑張りたいと思います」

“ここまで戻ってこれたことがすごくうれしい”

取材に対する一問一答です。

質問:今の気持ちは?
「まだ気持ちの整理ができていない状況で、これから徐々に実感がわいてくるんじゃないかなと思います」

質問:まずどういう気持ちがある?
「個人の派遣標準記録を切ったわけではないので、切ったけど、本当に切ったのかなという。そういう気持ちに若干なっています。タイムというよりは、順位を先に見て、ものすごく驚いたのと、順位を見た後にタイムを見て、リレーの派遣を切っていると。そこで初めてうれしさとかいろんな感情が込み上げてきた」

質問:喜びを伝えたい人は?
「まだ誰にも伝えていないが、更衣室を出たところで、マネージャーが待っていた。入院中からそばで付き添ってくれていた。ものすごく喜んでくれたし、マネージャーだけでなく家族、テレビの前で応援してくれる方たちの前で優勝する姿を見せられて、すごくうれしいです」

質問:(タイムが)57秒7までいったのは?
「最後のふんばりが、予選・準決勝よりしっかりできたことと、あとは本当に気持ちで、ここまできたかなと思います」

質問:どういう気持ち?
「3位以内に入りたいという気持ちがあって、だけど頭の片隅には、ちょっと優勝したいという気持ちもあって。レース中は他の選手のことも気にせず泳ぐことができた。自分のレースができていいレースだったかなと」
質問:自己ベストを3回出した?
「まだまだ本来の自己ベストよりはものすごく遠いタイムではあるが、57秒が出せたこと、大きなプレッシャーがある試合で出せたことはすごくいい経験になったと思う。また一から水泳を始めて、一からという気持ちの中でここまで早く戻って来られたのはすごくよかったと思う」

質問:心の中の桜は何分咲きか?
「今は7か8くらいですかね」

質問:どうしたら満開になる?
「いつかオリンピックで金メダル、もしくはメダルを取れたらかなと思います」

質問:なかなかプールから上がれなかったが?
「本当に、本当にことばにできないような、表現できないような、そんなうれしい気持ちになりましたし、あの一瞬でも今までの自分のつらかったこととか、すごくいろいろ思い出した。けど、ここまで戻ってこられたことがすごくうれしくて、なかなか体もきつかったですし、上がれなかったですね」