東京都 新型コロナ 355人感染確認 1週間前と比べ42人増

東京都内では4日、新たに355人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。20代と30代が全体の半数を占めていて、都の担当者は「会食のほか、旅行による感染も出てきているので、いま一度、一人一人が感染防止に留意してほしい」と呼びかけています。

東京都は4日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて355人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の日曜日と比べて42人増えています。

また、4日までの7日間平均は389.7人で、前の週の111.0%となりました。

7日間平均が前の週から増加するのは23日連続で、増加傾向が続いています。

4日の355人の年代別は、
▽10歳未満が15人
▽10代が20人
▽20代が102人
▽30代が76人
▽40代が50人
▽50代が53人
▽60代が14人
▽70代が16人
▽80代が6人
▽90代が3人です。

4日の355人のうちおよそ56%にあたる200人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は「家庭内」が最も多く57人、次いで「職場内」が42人、「施設内」が30人、「会食」が10人などとなっています。

このうち「施設内」では6つの高齢者施設で利用者と職員合わせて6人、5つの医療機関で患者と職員合わせて9人の感染が確認されました。

また「会食」で感染した10人のうち、9人が20代と30代だということです。

このほか旅行による感染も20代で2人確認されたということです。

これで都内で感染が確認されたのは12万2702人になりました。

20代と30代が全体の半数を占めていて、都の担当者は「会食のほか、旅行など人の行き来による感染もここ最近出てきているので、いま一度、一人一人が感染防止に留意してほしい」と呼びかけています。

一方、4日時点で入院している人は、3日より5人減って1521人で、「現在確保している病床に占める割合」は30.1%です。

また、都の基準で集計した4日時点の重症の患者は3日より1人減って47人で、重症患者用の病床の14.2%を使用しています。

これまでに都内で死亡した人は3日までと変わらず、合わせて1776人となっています。