古代エジプト王や王妃のミイラ パレードで大移動

エジプトの首都カイロで、古代エジプトの王や王妃のミイラが、古代の行列を模したパレードで市内の新しい博物館に移されました。

パレードは3日夜、カイロ中心部の考古学博物館で展示されていた古代エジプトの王や王妃のミイラ22体を、新たに完成した市内の国立文明博物館に移すために行われました。

3000年以上前に作られたミイラは、温度や湿度が管理されたケースに入れられ、ひつぎの装飾を施した特別な車に1体ずつ載せられました。
車列は、古代の王の行列を模して当時の衣装をまとった人たちに先導され、一般の車を締め出した中、5キロほどの距離をゆっくりと進み、新しい博物館ではシシ大統領が出迎えました。

新しい国立文明博物館ではおよそ2週間後にミイラの展示を始めるほか、カイロ近郊では日本が支援する大エジプト博物館の建設も進んでいて、ことし中のオープンを目指しています。

エジプト政府としては、新型コロナウイルスの感染拡大で観光産業が落ち込む中、国をあげてミイラの大移動を演出し、新たな観光名所をPRすることで観光客の誘致につなげたい考えです。