競泳 瀬戸大也『ひとり選手権』から4か月 “夏に向けて自信”

競泳の日本選手権。初日の男子400メートル個人メドレーは、おととしの世界選手権ですでに代表内定を決め、オリンピックの金メダルを目指す瀬戸大也選手が優勝しました。

東京オリンピック延期によるモチベーションの低下。自身の女性問題により周囲から信頼やスポンサーを失うなど、この1年で、競技環境も私生活も大きく揺れ動きました。

活動停止処分を受けていた去年12月、瀬戸選手は、出場できない日本選手権にあわせて“ひとり日本選手権”とも言えるタイムトライアルを行っていました。

場所は日本選手権が行われていた会場から、歩いて数分のところにある東京辰巳国際水泳場。エントリーするつもりだった3種目の日程や時間帯もほぼ同じスケジュールにして泳ぎました。

結果は、最も重点を置く400メートル個人メドレーで4分15秒50。12月の日本選手権に出場していれば決勝で3位のタイム。200メートルバタフライは決勝で5位、そして200メートル個人メドレーは予選落ち。

東京オリンピック延期でしばらく練習に身が入らず、その後も女性問題でひと月近くプールに入れなかった瀬戸選手は、400メートルを泳ぎ切る体力や終盤に耐える持久力が落ちていました。

タイムを計測した浦瑠一朗コーチも「ここからがスタート」と受け止めるほかない状態でした。

その後、ことし2月に実戦に復帰すると、長野県でひと月合宿し、徹底して泳ぎ込みました。瀬戸選手はその期間について「自分に何が足りないか洗い出して体力づくりをした。焦りはまったくなかった」と明かしました。
2月の復帰戦では「本来の4割」と表現した自身の調子は、今大会でもまだ「7割」程度と納得出来ない状態は続いています。

しかし、瀬戸選手は「7割の状態で4分9秒02というタイムは、夏に向けて自信になる」とレース後、手ごたえがあった様子で話しました。