東京都 新型コロナ 446人感染確認 400人超えは4日連続

東京都内で3日、新たに446人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、4日連続で400人を超えました。20代や30代の若い世代の感染が多く、都の担当者は「歓迎会シーズンだが、大人数での会食は控えるなど対策を改めて徹底してほしい」と呼びかけています。

東京都は3日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて446人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の土曜日と比べて16人増えていて、4日連続で400人を超えました。また、3日までの7日間平均は383.7人で、前の週の111.9%となりました。7日間平均が前の週から増加するのは22日連続で、増加傾向が続いています。

3日の446人の年代別は、
▽10歳未満が12人、
▽10代が22人、
▽20代が131人、
▽30代が79人、
▽40代が67人、
▽50代が53人、
▽60代が35人、
▽70代が25人、
▽80代が14人、
▽90代が7人、
▽100歳以上が1人です。

3日の446人のうち、およそ59%にあたる263人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く84人、
▽「職場内」が26人、
▽「施設内」が23人、
▽「会食」が19人などとなっています。

このうち「施設内」では、
▽9つの高齢者施設で利用者と職員合わせて13人、
▽5つの医療機関で患者と職員合わせて8人の感染が確認されました。

また、「会食」では19人のうちおよそ7割に当たる3人が20代と30代だということです。

446人のうち2人は、それぞれ南アフリカとインドに渡航歴のある人だということです。

これで都内で感染が確認されたのは12万2347人になりました。

都の担当者は「感染者の増加傾向が続くなか、とくに20代や30代の若い世代が多くなっている。歓迎会シーズンだが、厳しい現状を重く受け止めて、大人数での会食は控えるなど対策を改めて徹底してほしい」と呼びかけています。

一方、3日時点で入院している人は、2日より10人増えて1526人で、「現在確保している病床に占める割合」は30.2%です。

都の基準で集計した3日時点の重症の患者は2日より5人増えて48人で、重症患者用の病床の14.5%を使用しています。

これまでに都内で死亡した人は2日までと変わらず、合わせて1776人となっています。