米連邦議会 議事堂前で車が車止めに突っ込む 警察官2人が死傷

アメリカの首都ワシントンの連邦議会前で、乗用車が警察官をはねて車止めに突っ込み、警察官1人が死亡、もう1人がけがをしました。運転していた人物は刃物を手に警察官に向かっていき、発砲を受けて死亡したということで、警察などが詳しい状況を調べています。

アメリカの議会警察などによりますと、2日午後1時ごろ、日本時間のきょう(3日)午前2時ごろ首都ワシントンの連邦議会議事堂前で、乗用車が警戒にあたっていた警察官をはねたあと、車止めに突っ込みました。

この事件で警察官2人がけがをして病院に搬送され、このうち1人が死亡しました。

また、車を運転していた人物は刃物を手に警察官に向かっていき、警察官の発砲で死亡しました。

警察は、これまでのところテロの可能性は低いという見方を示していて、詳しい状況や動機などを調べています。

現場は連邦議会議事堂北側の入り口付近で、映像からは警戒のために設けられた車止めに乗用車が正面から突っ込んで止まっている様子が確認できます。

事件を受けて、連邦議会の建物と周辺一帯は一時、封鎖されました。

アメリカの連邦議会ではことし1月の議事堂への乱入事件を受けて建物を囲むように鉄製のフェンスが設けられるなど警備態勢が強化されていましたが最近になって一部で道路が通行できるようになるなど、規制が緩和されていました。

バイデン大統領「心痛めている」

事件について、バイデン大統領は声明を発表し「心を痛めている」としたうえで、「亡くなった警察官とその家族に心からのお悔やみを申し上げる。連邦議会で働くすべての人や、警備にあたる人々にとって、どれだけ困難な時期かを理解している」としています。

そして「議会警察や州兵など、事件に素早く対応した人々に国家として感謝したい。勇気ある警察官が再び命を落としたことに哀悼の意を示す」として、ことし1月の議会乱入事件でも対応にあたった警察官が死亡したことに触れて死を悼みました。