台湾 特急列車事故 駐車中のトラックが線路に転落し列車衝突か

台湾東部の花蓮県で2日、特急列車が脱線し50人が死亡した事故では、駐車中のトラックが線路に転落し、そこに走ってきた列車が衝突したとみられています。台湾メディアは、トラックのサイドブレーキがかかっていなかったか故障していて、転落した可能性もあるとみて当局が詳しく調べていると伝えています。

2日午前、台湾東部の花蓮県にあるトンネルの中で特急列車が脱線した事故では、これまでに乗客や運転士、50人が死亡し、140人余りがけがをしました。

台湾の鉄道当局は2日夜、死者の数を51人と発表していましたが、その後、50人だったと修正しました。

日本の台湾との窓口機関「日本台湾交流協会」によりますと、列車には日本人の親子2人が乗っていて、2人とも軽いけがで、すでに病院を出ているということです。

鉄道当局は2日夜記者会見し、事故の状況について、工事現場に駐車していたトラックがおよそ20メートル下のトンネルの入り口付近の線路に転落し、そこに走ってきた列車が衝突して脱線したと説明しました。

地元の警察によりますと、トラックの運転手は、車をとめてからおよそ1時間後に大きな衝撃音が聞こえ、駐車場所に戻ったところ、車がなくなっていたなどと話しているということです。

台湾メディアは、トラックのサイドブレーキがかかっていなかったか故障していて転落した可能性もあるとみて当局が詳しく調べていると伝えています。

米国務省「可能なかぎりの支援提供の用意ある」

台湾の列車事故について、アメリカ国務省のポーター副報道官は2日の電話会見で「多くの死傷者が出たことを深く悲しんでいる。被害にあわれた方々に心から哀悼の意を示す」と述べました。

そのうえで「可能なかぎりの支援を提供する用意がある」とし、台湾側からの要請があれば、迅速に支援を行う準備ができていることを強調しました。