東京都 新型コロナ 440人感染確認 400人超は3日連続

東京都内で2日、新たに440人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、緊急事態宣言が解除されたあとでは初めて3日連続で400人を超えました。
また、2日時点で入院している人は3月4日以来1500人を超え、都の担当者は「新規陽性者の増加に比例して入院患者も増えるので、引き続き個人個人で基本的な感染防止対策をとってほしい」と呼びかけています。

東京都は2日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて440人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の金曜日から64人増えていて、緊急事態宣言が解除されたあとでは初めて、3日連続で400人を超えました。

また、2日までの7日間平均は381.4人で、前の週の115.5%となりました。

7日間平均が前の週から増加するのは21日連続で、増加傾向が続いています。

2日の440人の年代別は
▽10歳未満が15人
▽10代が31人
▽20代が115人
▽30代が63人
▽40代が78人
▽50代が63人
▽60代が27人
▽70代が27人
▽80代が17人
▽90代が3人
▽100歳以上が1人です。

2日の440人のうち、およそ56%に当たる248人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
「家庭内」が最も多く88人、
次いで
「施設内」が26人、
「職場内」が25人、
「会食」が17人などとなっています。

このうち「施設内」では、4つの医療機関で患者と職員合わせて15人、4つの高齢者施設で利用者と職員合わせて7人の感染が確認されました。

また、440人のうち1人はベトナムに渡航歴のある人だということです。

これで都内で感染が確認されたのは、12万1901人になりました。

一方、2日時点で入院している人は、1日より54人増えて1516人で、「現在確保している病床に占める割合」は30.0%です。

入院患者が1500人を超えるのは3月4日以来で、都の担当者は「新規陽性者数の増加に比例して入院患者も増えてしまう。引き続き不要不急の外出を控えたり、3密を避けたりするなど個人個人で基本的な感染防止対策をとってほしい」と呼びかけています。

都の基準で集計した2日時点の重症の患者は1日より1人減って43人で、重症患者用の病床の13.0%を使用しています。

また、都は感染が確認された70代と80代の女性が死亡したことを明らかにしました。

このうち80代の女性は入院していた医療機関で感染したということです。

これで都内で死亡した人は合わせて1776人になりました。