選択的夫婦別姓 自民 新たな作業チームの初会合

選択的夫婦別姓をめぐって自民党は、2日から議論を再開しました。当面は党内の意見を聞いて、論点整理を進めることを確認しました。

夫婦が希望すれば結婚前の姓を名乗れる選択的夫婦別姓をめぐり、自民党は、石原 元幹事長を座長とする新たな作業チームの初会合を開きました。

最初に石原氏が「この問題は、古くて新しい問題で、いろいろな視点がある。党としてどう考えるか議論しながら、問題点を整理していきたい」と述べました。

このあと出席者から「女性活躍を進めるためにも制度を導入すべきだ」「家族の根幹に関わる問題でありまずは、旧姓の通称を使用できる環境を広げるべきだ」といった意見が出されました。

そして会合では、当面、党内の意見を幅広く聞き、論点整理を進めることを確認しました。自民党内では、これまでに立場の異なる2つの議員連盟が発足していて、作業チームでどこまで意見集約を図れるかが焦点となります。

岩屋 元防衛相「多様性のある社会にしたい 別姓を進めたい」

選択的夫婦別姓の導入に賛成の立場の岩屋 元防衛大臣は「多様性のある社会にしたいという思いで選択的夫婦別姓を進めたい。戸籍上、別姓を認めるのかが論点となるので、しっかり党内議論を詰めていかなければならない」と述べました。

山谷 元拉致問題担当相「慎重に議論してもらいたい」

選択的夫婦別姓の導入に慎重な立場の山谷 元拉致問題担当大臣は「個人の権利は大事だが、社会福祉制度などさまざまなものが今の戸籍制度で守られている。『選択的』と言えども社会全体に関わるので慎重に議論してもらいたい。女性活躍に向け、旧姓の通称使用拡大がまだできていない部分を徹底的に精査し、スピード感を持って直していきたい」と述べました。

稲田 元防衛相「党としての考え方や方向性を示す時期」

女性活躍の推進に取り組む議員連盟の共同代表を務める稲田 元防衛大臣は「不利益を被っている人たちがいて、どうすればそれを解消できるかという問題であり次の衆議院選挙の争点にもなる。論点整理にとどまるのではなく党としての考え方や方向性を示す時期だ」と述べました。

自民 佐藤総務会長「次につながるまとめを期待」

自民党の佐藤総務会長は記者会見で「まずは今まで自民党で議論してきたことを検証するものと理解している。すぐに何かを決められる話ではないと思うが、次につながるような取りまとめを期待したい」と述べました。

自民 世耕参院幹事長「しっかり論点を整理し冷静な議論を」

自民党の世耕参議院幹事長は、記者会見で「個人の価値観にも関わるので、対立の構図ではなく、しっかり論点を整理し、自民党らしく冷静に議論して、とりまとめの方向性を探っていくことが重要だ」と述べました。

公明 石井幹事長「前向きな議論を期待」

公明党の石井幹事長は、記者会見で「女性活躍を促進する観点から、公明党は一貫して選択的夫婦別姓を認める立場だ。年々、国民の理解が広がりつつあるので、自民党でも、社会の変化などを直視して、活発で前向きな議論がなされることを期待したい」と述べました。