大阪 兵庫 まん延防止等重点措置適用受け 飲食店に時短要請へ

大阪府と兵庫県に「まん延防止等重点措置」の適用が決まったことを受けて、大阪府は感染が急拡大している大阪市を対象地域としたうえで、市内の飲食店などに営業時間を夜8時までとするよう要請することを決めました。また、兵庫県も、神戸市など4つの市の飲食店などに夜8時までの時短要請を行うなど対策を強化する方針です。

新型コロナウイルスの感染の再拡大を受けて、政府は、1日、「まん延防止等重点措置」を今月5日から来月5日までの1か月間、大阪府、兵庫県、宮城県の3府県に適用することを決定しました。

これを受けて大阪府は、1日夜、対策本部会議を開き、感染が急拡大している大阪市を対象地域としたうえで、重点措置の期間中、市内の飲食店などに、営業時間を夜8時までとするよう要請することを決めました。

大阪市以外の地域の飲食店などについても、今月21日の期限としていた夜9時までの時短要請を、来月5日まで延長します。

そのうえで、
▼会食する際のマスク着用を客に周知することや、
▼正当な理由がなく着用に応じない客の入場を禁止すること、
▼店内にアクリル板や二酸化炭素の濃度を測定するセンサーを設置すること、
▼カラオケ設備の利用の自粛などを要請することになりました。

府では、措置の実効性を確保するため、大阪市内のおよそ5万軒の飲食店などに対し、府が求めている感染対策を講じているか、個別に見回りを行う方針です。

また、兵庫県も、対象地域の神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市の4つの市の飲食店などに営業時間を夜8時までに短縮するよう要請するなど、対策を強化する方針です。