共産 志位委員長 内閣不信任案提出に慎重な考え示す

内閣不信任決議案の取り扱いについて、共産党の志位委員長は記者会見で、新型コロナウイルス対策が急がれる中、野党側から衆議院の解散につながる対応をとるべきではないとして、提出に慎重な考えを示しました。

この中で志位委員長は、与野党幹部から衆議院の解散・総選挙をめぐる発言が相次いでいることについて「新型コロナウイルスの感染は、まさに第4波の危険が迫り、国民の命や暮らしはぎりぎりにある状況だ。野党として解散を求める時期ではなく、全く論外だと思っている」と述べました。

そして、立憲民主党の安住国会対策委員長が、先に内閣不信任決議案の提出を検討する考えを示したことについて「私たちは菅政権は信任に値しないという立場だが、いま提出すれば当然、衆議院の解散を求めることになり、慎重に対応しなければならない」と述べ、内閣不信任決議案の提出に慎重な考えを示しました。