文化庁長官に作曲家の都倉氏就任「才能ある芸術家の援助大切」

文化庁の新しい長官に1日、作曲家の都倉俊一氏が就任し、新型コロナウイルスの影響で文化芸術活動が危機に直面する中、国として才能ある芸術家への援助が大切だと述べました。

1日に文部科学省で文化庁長官の交代式が行われ、新しい長官に作曲家の都倉俊一氏が就任し、文化庁の職員およそ80人を前にあいさつしました。

都倉新長官は「あらゆる芸術活動をしている方たちが、感染拡大の影響で苦しんだ1年だったと思う。恐れているのは文化芸術活動が前代未聞の危機に直面し、若く才能ある芸術家が家族を養うことを理由に、この世界から離れてしまうことだ。エネルギーある若者たちがとどまってくれるよう、国の援助は大切だと考える」と述べました。

そのうえで「大量生産、大量消費ではない世の中において、心に直接届くような文化芸術を担う若者を育てていくことは、民間だけでは難しい。官民一緒に進めるため、皆さんの協力が必要だ」と呼びかけました。

都倉氏は、東京都出身の72歳。

大学在学中に作曲家としてデビューし、作詞家の阿久悠さんとのコンビで数多くのヒット曲を生み出してきたほか、JASRAC=日本音楽著作権協会の会長などを歴任してきました。