松山市 繁華街の飲食店で営業時間の短縮要請始まる

新型コロナウイルスによるクラスターのため、松山市の繁華街の飲食店で1日から営業時間の短縮要請が始まります。こうした中、対象となる松山市のバーでは31日夜、時間短縮を記した黒板を設置するなど短縮営業の準備を進めていました。

愛媛県は松山市内の繁華街で新型コロナウイルスの集団感染、大規模なクラスターが発生していることから中心部で酒を提供する飲食店に対し、1日から今月21日まで営業時間を午後9時までに短縮するよう要請しています。

このうち、対象となる松山市三番町のバー「g」では通常の営業時間は午後7時から午前1時ですが、要請にあわせて午後5時から午後9時に変更することを決めました。

昨夜は店の入り口付近に営業時間を短縮することを記した黒板を設置するなどして準備を進めていました。

この店では新型コロナウイルス対策としてカウンター席を8席から6席に減らして隣との距離を確保しているほか、テーブル席にはアクリル板を設置するなどの感染予防策をとっています。

オーナーの合田英一さんは「この業界の営業形態も変化すると思い、早めに開店して午後9時に閉めることを決めました。店に来ても感染しないという安心感を持ってもらうような環境作りを店側でやっていくことが優先だと思います」と話していました。

松山市によりますと、今回、時短要請の対象となる飲食店は1700店舗に上るということです。