阪急阪神HD「大阪新阪急ホテル」など 6つのホテルの営業終了へ

阪急阪神ホールディングスは、新型コロナの影響で厳しい状況が続く東京と大阪にある6つのホテルの営業を来年度、2021年度以降、順次、終了すると発表しました。

発表によりますと、子会社の阪急阪神ホテルズが経営や運営を行う、大阪 北区の「大阪新阪急ホテル」や東京 千代田区の「第一ホテルアネックス」など、6つのホテルの営業を来年度末から2025年度末にかけて順次、終了するということです。

新型コロナの影響で宿泊客数が大幅に減少したほか、今後も外国人観光客の回復が見通せないとしていて、採算がとれないホテルを整理し、固定費の削減を進める方針で、2025年度までに従業員800人を削減するとしています。

営業終了後のホテルの活用方法は未定だということです。

また、阪急阪神ホールディングスは、今年度の業績予想について、グループ全体の最終損益を360億円の赤字から400億円の赤字に下方修正しました。

阪急阪神ホールディングスの大塚順一執行役員は会見で「今回の構造改革でホテル事業の体質を強くし、グループ全体のコロナ禍からの回復のピッチを上げていきたい」と述べ、早期の黒字化を図りたい考えを示しました。