ヤクルト 西田明央とスタッフ1人新型コロナ感染 6選手自宅待機

プロ野球・ヤクルトはキャッチャーの西田明央選手と男性のチームスタッフ1人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

また山田哲人選手や青木宣親選手、それに内川聖一選手など6人の選手について球団は濃厚接触の可能性があると判断して自宅待機としたため、31日夜のDeNA戦を前に急きょ、1軍の選手を大幅に入れ替えました。

ヤクルト球団によりますと30日、監督、コーチ、選手、スタッフの合わせて62人にPCR検査を行った結果、西田選手と20代の男性のチームスタッフ1人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けました。

西田選手は30日夜、横浜スタジアムで行われたDeNA戦に8番、キャッチャーで出場し、男性スタッフもチームに同行していました。

2人とも発熱などの症状はなく、自宅で隔離措置が取られています。

これを受けて保健所が濃厚接触者の特定を進めていますが、球団は独自に濃厚接触の可能性があると判断した、山田選手、青木選手、内川選手、西浦直亨選手、スアレス投手、山野太一投手の6人を自宅待機としました。

このため、ヤクルトは出場選手登録を抹消しても、復帰が可能になれば通常の10日間を待たずに再び登録できる特例を使って、急きょ、1軍の出場選手を大幅に入れ替えました。

横浜スタジアムでのDeNA対ヤクルトの試合は午後5時45分から予定どおり始まりました。

出場選手を特例で大幅入れ替え

ヤクルトは保健所による濃厚接触者の特定が31日夜の試合までに間に合わなかったため、球団が独自に濃厚接触の可能性がある選手を判断し、柔軟な選手の入れ替えを可能にする特例を使いました。

このため新型コロナウイルスへの感染が判明した▽
キャッチャーの西田明央選手のほか、開幕から先発出場してきた主力の
▽2番、青木宣親選手、
▽3番、山田哲人選手、
▽5番、内川聖一選手、それに
▽ショートのレギュラー西浦直亨選手と
▽30日、先発したスアレス投手の6人が特例の対象選手として、1軍の出場選手登録を外れました。

濃厚接触の可能性があるとされた5人の選手は保健所が今後、濃厚接触者に該当しないと判断した場合は、特例により通常の10日間を待たずに再び出場選手として登録が可能です。

このほか、4月1日のDeNA戦でプロ初先発が見込まれていたドラフト2位ルーキーの山野太一投手も濃厚接触の可能性があるとして自宅待機となっています。
ヤクルトは特例による代替選手としてキャッチャーのベテラン、
▽嶋基宏選手と31日、2軍の試合に出場していた
▽長岡秀樹選手、
▽武岡龍世選手、
▽松本友選手の合わせて4人を1軍の出場選手に登録しました。