東京都 新型コロナ 23人死亡 新たに414人感染確認

東京都内では31日、新たに414人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、31日までの7日間平均は360.7人となり19日連続で前の週を上回りました。今月1か月間の感染確認は合わせて9310人で、都の担当者は「第3波で急拡大する前の去年11月と同じ水準だ。安心できる状況にはなく警戒を強める必要がある」と話しています。

東京都は31日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて414人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の水曜日の420人からは減りましたが31日までの7日間平均は360.7人で前の週の116.5%となり増えています。7日間平均が前の週から増加するのは19日連続です。

また、今月1か月間の感染確認は合わせて9310人となりました。

第3波で急拡大する前の去年11月は9861人で、都の担当者は「同じ水準だ。去年は12月が11月の2倍に増えた。警戒を強める必要がある。最近は施設内での感染は減った一方で家庭内での感染が増えるなど、安心できる状況にはない」と話しています。

414人の年代別は、
▽10歳未満が12人、
▽10代が20人、
▽20代が115人、
▽30代が64人、
▽40代が66人、
▽50代が49人、
▽60代が29人、
▽70代が29人、
▽80代が25人、
▽90代が5人です。

414人のうちおよそ55%に当たる228人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く82人、
次いで
▽「施設内」が31人、
▽「職場内」が25人、
▽「会食」が12人などとなっています。

このうち「施設内」では、
▽5つの高齢者施設で利用者と職員合わせて10人、
▽7つの医療機関で患者と職員合わせて7人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは12万986人になりました。

一方、31日時点で入院している人は30日より2人減って1466人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は29.0%です(1466人÷5048床)。

都の基準で集計した31日時点の重症の患者は30日より6人増えて45人で、重症患者用の病床の13.6%を使用しています(45人÷332床)。

また、都は感染が確認された60代から90代までの男女合わせて23人が死亡したことを明らかにしました。

亡くなった23人の感染経路は、
▽医療機関が6人、
▽高齢者施設が3人、
▽家庭内が3人、
▽会食が1人で、
▽このほかの10人は今のところ感染経路がわかっていないということです。

これで都内で死亡した人は合わせて1770人になりました。

変異ウイルス 新たに6人感染確認

東京都は31日、新たに6人が変異した新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都によりますと、感染が確認されたのは30代から70代の男女6人で、いずれも海外への滞在歴はなく市中で感染したとみられるということです。

また、濃厚接触者がいるかどうか保健所が調査を進めているということです。

これで都内で変異ウイルスの感染が確認されたのは合わせて54人になりました。

このうち死亡したのは1人です。