同性婚訴訟 原告側が控訴 “国が立法怠ったと認めず不服”

北海道内の同性カップル3組が同性どうしの結婚が認められないのは憲法に違反するとして訴えた裁判で、原告側は、1審の札幌地方裁判所が憲法違反だと初めて判断した一方で、国が立法を怠ったと認めず、賠償を命じなかったことを不服として控訴しました。

同性どうしの結婚が認められないのは憲法に違反するとして北海道内の同性カップル3組が国に賠償を求めた裁判で、1審の札幌地方裁判所は今月17日「同性愛者が婚姻による法的利益を受けられないのは差別的な取り扱いだ」などとして法の下の平等を定めた憲法に違反するという初めての判断を示しました。

一方で、国が立法を怠ったとは認めず、賠償の訴えを退けていて、原告側は31日、判決を不服として札幌高等裁判所に控訴しました。

記者会見で、原告の弁護団の加藤丈晴 弁護士は「地裁の判決が確定しても残念ながら同性婚がすぐに実現するわけではない。裁判所により踏み込んだ判断を示してもらうことで早く実現してほしいという意味合いを込めて控訴した」と述べました。

また、原告のうち20代の女性は「高裁の裁判官にも、私たちの生活が異性カップルと何ら変わりないことや、かけがえのない生活を作ろうとしていることを訴えていく。国会で法制化されるまで訴え続けていきたい」と話していました。