2月の鉱工業生産指数 前の月を2.1%下回り2か月ぶり低下

企業の生産活動を示す2月の鉱工業生産指数は、前の月を2.1%下回り2か月ぶりに低下しました。世界的な半導体不足などの影響で自動車の生産が落ち込んだことが主な要因です。

経済産業省の発表によりますと、2月の鉱工業生産指数の速報値は、2015年を100とした指数で95.7となり、前の月を2.1%下回り、2か月ぶりに低下しました。

15業種のうち11業種が低下していて、なかでも自動車は、前の月と比べて8.8%の減少となり、全体の減少への寄与度も64.7%となっています。

世界的な半導体不足に加え、福島県と宮城県で震度6強を観測した地震の影響で部品の調達が滞り、自動車の生産が落ち込んだことが主な要因です。

また、主な製造業の今後の生産活動を予測する指数は、3月は1.9%の低下が見込まれる一方、4月は9.3%の大幅な上昇が見込まれています。

こうしたことから経済産業省は企業の生産活動について「持ち直している」という基調判断を維持しました。

経済産業省は「今後の生産活動の予測には、大手半導体メーカー、ルネサスエレクトロニクスの主力工場で起きた火災の影響が織り込まれていないため、実際には下振れする可能性がある。引き続き、半導体などのサプライチェーンや新型コロナウイルスの感染状況を注視する必要がある」としています。