ロシア製コロナワクチン購入を主導のスロバキア首相 辞任

ヨーロッパのスロバキアでは、首相が主導してロシア製の新型コロナウイルスのワクチンを購入したのに対し、決定のプロセスが不透明だなどとして政権内からも批判が高まり、首相が辞任する事態となりました。

スロバキアのマトビッチ首相はみずからが主導して、今月、ロシア製のワクチン「スプートニクV」を200万回分購入しました。

これに対し、政権内で連立を組むほかの政党からは、購入のプロセスが不透明だとかEU=ヨーロッパ連合がまだ許可を出していない「スプートニクV」の接種は時期尚早だなどと批判が相次ぎました。

その結果、首相に近い保健相など複数の閣僚が辞任に追い込まれ、30日には、こうした政局の混乱の責任を取るとしてマトビッチ首相も辞任する事態となりました。

スロバキアでは、新型コロナウイルスの感染が深刻化していて、人口当たりの死亡率が世界でも最悪の水準となっています。

EU域内でワクチンの供給の遅れが問題となる中、ロシアは「スプートニクV」の売り込みを強めていて、ハンガリーが独自の基準で接種を始めたほかイタリアやドイツ、オーストリアなども関心を示しています。