スエズ運河 3日以内に船舶の滞留は解消の見通し示す

通航が再開されたエジプトのスエズ運河では、コンテナ船の座礁によって待機を余儀なくされていた420隻以上の船舶のうち、半数以上が31日午前0時までに運河を通り終える予定でシシ大統領は、3日以内に船舶の滞留は解消され通常の状態に戻るとの見通しを示しました。

エジプトのスエズ運河では今月23日、愛媛県の正栄汽船が所有し、台湾の会社が運航する大型のコンテナ船が座礁して運河が塞がれ、6日以上たった29日夕方、コンテナ船の離礁作業が終わり、運河の通航が再開されました。

これを受けて、運河を管理するスエズ運河庁は待機を余儀なくされていた422隻の船舶を24時間態勢で通過させていて、31日午前0時、日本時間の午前7時までに、半数以上にのぼるおよそ250隻を通し終えるとしています。

スエズ運河庁の本部があるイスマイリアには、30日、シシ大統領が訪れ「6日間の努力によって最小限の損失で危機を乗り越えることができた」と述べ、船の離礁作業に携わった関係者をねぎらいました。
そのうえで「最大3日間で滞留した船をすべて通し、運河の通航は元の状態に戻るだろう」と述べ、3日以内には通常の状態に戻るとの見通しを示しました。

アジアとヨーロッパを結ぶ海上交通の要衝であるスエズ運河は、エジプトにとって重要な収入源となっていて政府は、国を挙げて船舶の滞留の解消を急ぐことで早期の正常化を目指したい考えです。