教育 教養や娯楽への支出回復 新型コロナ感染拡大前の水準に

新型コロナウイルスで私たちの生活はどう変わったのか。スマートフォンなどの家計簿アプリのビッグデータを分析したところ「交通費」や「交際費」は感染の拡大前より大きく減少した一方で「教育や教養」、それに「エンターテインメント」への支出は、一度は減少したものの、その後、オンライン関連などが伸び、感染拡大前の水準に戻ったことが分かりました。

NHKが分析したのは、東京のIT企業が開発・運営するスマートフォンなどの家計簿アプリ「Zaim」のデータで、個人を特定しない形で、この1年間の50万人以上の支出を分析しました。

その結果「交通費」や会食などの「交際費」は、最初の緊急事態宣言が出た去年4月に前の年より6割以上落ち込みました。

その後も、感染拡大前の水準には戻らず、先月の時点でも前の年より4割から5割減少した状況が続いています。

一方で「教育や教養」、それに「エンターテインメント」への支出は、去年4月から5月にかけて一時、前年より2割余り減少したものの、その後、増加に転じ、感染拡大前を上回る月も出てきました。

「エンターテインメント」は去年12月に前年より13%増加、「教育・教養」は去年8月に前年より11%増加し、先月も去年とほぼ同じ水準を維持しています。

中でも、インターネットの学習塾やライブ配信など、オンライン関連の支出が増加しています。

「Zaim」のデータ分析を担当する濱口凌輔さんは「コロナ禍での消費行動は、徐々にオンラインにシフトしているとみられ、さらに、そのスタイルが定着しつつある」と分析しています。