東京23区 すべての区で人口が前の月を下回る 25年ぶり

新型コロナウイルスの感染拡大で都心に通わず、自宅でリモートワークをするなどライフスタイルの変化を背景に、東京都で人口減少が続く中、25年ぶりに23区すべてで人口が前の月を下回ったことが分かりました。

東京都の人口は、3月1日現在の推計で1394万2024人と、前の月と比べて1万人余り少なくなり、去年8月以降、8か月連続で前の月から減少しました。

23区だけをみると、すべての区で前の月を下回りました。

23区すべてで前の月を下回るのは1995年8月以来、25年7か月ぶりです。

減少の幅が最も大きかったのは、
▽江戸川区で951人
次いで、
▽世田谷区で948人
▽板橋区で805人などとなっています。

また、ほかの道府県から転入した人より転出した人のほう多い「転出超過」も顕著で、先月1か月間は墨田区を除く22の区で「転出超過」となりました。