英 新型コロナ感染者が減少 外出制限を一部緩和

イギリスでは、新型コロナウイルスの感染者が減少していることから、29日から6人以内であれば屋外で会えるようになるなど厳しい外出制限が一部緩和されました。

イギリスでは、変異ウイルスの感染拡大で、1月には1日の感染者が6万人を超える日もありましたが、このところは減少傾向で、1万人を下回る日が続いています。

ロンドンのあるイングランドでは、去年12月から続いてきた厳しい外出制限などの措置を段階的に緩和する計画が進められていて、29日には6人以内、または2世帯までであれば屋外で会えるようになりました。

ゴルフ場やプール、テニスコートなど屋外の運動施設も再開し、早速、水泳を楽しむ人の姿もみられました。

今後、感染状況やワクチンの接種状況を確認したうえで、来月12日には小売店の営業や飲食店の屋外での営業が再開される見通しです。

ただ、イギリス政府はフランスなどヨーロッパ各国で変異ウイルスの感染が拡大していることから警戒を緩めておらず、人との距離を十分に取るなど、引き続き感染対策の徹底を呼びかけています。

イギリスでは、これまでに18歳以上の57%にあたる3000万人余りが1回目のワクチンの接種を受けていて、政府はことし7月末までに18歳以上のすべての人に1回目の接種を終えることを目標にしています。